「甲府駅の近くでサクッと観光やグルメを楽しめる場所はないかな?」
「甲府城の見どころや所要時間、周辺で食べられる名物ランチを知りたい!」
そんな方におすすめなのが、甲府駅から徒歩約3分の場所にある甲府城跡(舞鶴城公園)です。

甲府城は、天守台からの富士山の絶景はもちろん、東日本屈指の「高石垣」や技術が光る「二重の石垣」、平成に忠実復元された「稲荷櫓」など、見どころが凝縮された歴史スポット。敷地内は30分〜1時間ほどでコンパクトに巡ることができるため、旅の合間にもぴったりです。さらに周辺には、山梨名物の「ほうとう」や「甲府鳥モツ煮」などの絶品ご当地グルメを提供する名店がずらりと揃っています。
今回は、実際に現地を訪れて分かった甲府城の見どころや所要時間・アクセス情報に加え、散策後に立ち寄りたい周辺の絶品グルメまで詳しくレポートします。
甲府城(舞鶴城公園)とは?アクセスと基本情報
甲府城は、武田氏滅亡後に豊臣秀吉の命によって建てられたお城です。現在は「舞鶴城公園」として整備されており、市民の憩いの場として親しまれています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所在地 | 山梨県甲府市丸の内1-5-4 |
| アクセス | JR甲府駅南口から徒歩約3〜5分 |
| 入園料 | 無料 |
| 駐車場 | 専用駐車場なし(周辺の有料パーキング等を利用) |
駐車場についてのワンポイント
甲府城(舞鶴城公園)自体には専用の無料駐車場はありません。車で訪れる場合は周辺の有料コインパーキングを利用するのが基本です。短時間の見学であれば、隣接する山梨県庁の駐車場など(最初の所定時間が無料になる場合あり)をチェックしておくと便利です。
甲府城観光の所要時間目安
甲府城散策にかかる所要時間の目安は以下の通りです。
- サクッと一周(主要スポットのみ): 約30分
- 天守台からの展望+じっくり石垣鑑賞・写真撮影: 45分〜1時間
敷地は広すぎずコンパクトにまとまっているため、電車の待ち時間やドライブの合間にも立ち寄りやすいのが魅力です。
現地レポ!甲府城で絶対に外せない見どころ6選
復元された歴史的建築「鉄門(くろがねもん)」

南側の入り口から入ると見えてくるのが、平成25年(2013年)に復元された「鉄門」です。木造で重厚感があり、お城巡りの気分が一気に高まる絶好の写真スポットです。
天守台からの360度大パノラマと富士山

甲府城には現在天守閣はありませんが、立派な天守台が残っています。

天守台の上に登ると、甲府盆地を一望できる360度の大パノラマが広がります。天気が良い日には富士山や南アルプスの山々がきれいに見え、素晴らしい開放感を味わえます。
甲府城で最も高い!稲荷曲輪(稲荷櫓)の圧巻な「高石垣」
甲府城の中で最も高い石垣が残っているのが、復元された稲荷櫓が立つ「稲荷曲輪」の東面・南面エリアです。

高さはなんと約14.5〜17メートルにも及び、東日本屈指のスケールを誇ります。自然石を加工せずにそのまま積み上げる「野面積み(のづらづみ)」で築かれており、下から見上げると壁のようにそびえる威容と力強さに圧倒されます。 武具や弾薬を保管する重要な曲輪(武具蔵)であり、城の鬼門(北東)をガードする要所だったからこそ、これほど高く頑丈な石垣が築かれました。

自然石をそのまま積み上げる「野面積み(のづらづみ)」の力強さを間近で体感できます。
巧的な造形美と改修の歴史!見逃せない「二重の石垣」
高石垣とあわせて絶対に見ておきたいのが、甲府城ならではの非常に珍しい「二重の石垣」です。

これは石垣の解体・修復調査の際に発見されたもので、築城初期に造られた古い石垣(内側)を壊さず、そのすぐ外側を包み込むように新しい石垣(外側)が積み直された「二重構造」になっています。 かつて城を改修・拡張した際の工法や技術の変遷がそのまま残された全国的にも貴重な遺構であり、甲府城の歴史の重なりを間近で実感できる必見の鑑賞ポイントです。
平成16年に木造復元!伝統技術が光る「稲荷櫓(いなりやぐら)」
城内の北東(鬼門)を守る位置に立つ稲荷櫓は、明治初期に破却された後、平成16年(2004年)に伝統工法で木造忠実復元された二重櫓です。

外観は美しく洗練された白漆喰総塗籠仕上げとなっています。

幕府直轄時代には武具蔵として使われており、外壁には敵を攻撃するための「石落とし」の構造も再現されています。内部は無料公開(※月曜休館などの場合あり)されており、甲府城の歴史パネルや武具の展示を見学できるほか、日本100名城スタンプもここに設置されています。
散策後に寄りたい「甲州夢小路」

甲府城の北側に隣接する「甲州夢小路」は、明治・大正・昭和初期の甲州城下町を再現したレトロなショッピングエリアです。おしゃれなカフェや山梨のお土産屋さんが並んでおり、散策後の休憩にぴったりです。
【甲府城周辺】散策後に味わいたい!おすすめ名物ご当地グルメ
甲府城を散策してお腹が空いたら、徒歩圏内で楽しめる山梨の名物グルメを味わうのがおすすめです。甲府駅周辺には、地元で愛される名店が集まっています。
山梨の郷土料理といえばこれ!「ほうとう」
山梨を代表するソウルフード「ほうとう」。平打ちの太麺を、カボチャや季節の野菜と一緒に濃いめの味噌仕立ての汁で煮込んだ体に優しい一品です。

- 甲州ほうとう 小作 甲府駅前店:甲府城から徒歩約5分。ゴロゴロとした大きめの具材が入った名物ほうとうが味わえる有名店です。
B級グルメの王座!「甲府鳥モツ煮」
2010年のB-1グランプリで優勝し、全国的に有名になった「甲府鳥モツ煮」。レバー、ハツ、砂肝、玉道などを甘辛い醤油ダレで照り煮にした一品です。

甘辛いタレと濃厚なモツの旨味が絶妙で、ご飯のおかずにはもちろん、お酒のおつまみや「お蕎麦」とのセットとしても大人気です。
- 奥藤本店 甲府駅前店:甲府城から徒歩約3分。甲府鳥モツ煮の発祥として知られる老舗蕎麦店です。サクサクの蕎麦と甘辛い鳥モツ煮のセットは観光客に大人気。
甲府駅改札外・甲州夢小路で手軽に味わう「スイーツ&カフェ」
ガッツリ食事だけでなく、散策の合間に小休憩したい方にもおすすめのスポットがあります。

- 黒蜜庵 きなこ亭(甲州夢小路内):山梨名物「信玄餅」で有名な桔梗屋が手掛けるカフェ。信玄餅を使ったソフトクリームやパフェなど、散策後の糖分補給にぴったりな和スイーツが楽しめます。
実際に訪れてわかった攻略ワンポイント&注意点

- 歩きやすい靴が必須!:天守台へ登るルートや高石垣沿いの散策路には傾斜の急な石段が多くあります。ヒールやサンダルではなく、スニーカーなどの歩きやすい靴をおすすめします。
- 100名城スタンプの場所を確認:スタンプは稲荷櫓内、または舞鶴城公園管理事務所に用意されています。スタンプラリーを楽しんでいる方は押し忘れにご注意ください。
- 春は桜の名所として大人気:春になると園内に約160本の桜が咲き誇り、高い石垣とピンクの桜のコントラストが美しい名所となります。
2026年9月21日の訪問記
初めて甲府城を訪れてまず目を奪われたのが、城内のあちこちで贅沢に使われている見事な石垣でした。これだけの高規格な石垣が築かれた背景を調べてみると、豊臣時代は徳川への牽制、徳川時代は江戸を守る拠点という重大な戦略的役割があったためです。
甲州街道も単なる流通の道ではなく、「将軍を甲府へ退避させるための避難路」として整備されており、甲府城は幕府の「詰の城」でもありました。圧倒的な石垣のスケールや敷地の広さは、まさに甲府城が国内屈指の重要城郭であった動かぬ証拠だと実感させられます。
その重要性を物語るもう一つの要素が、歴代城主の豪華な顔ぶれです。豊臣五奉行の一人である浅野長政・幸長父子をはじめ、徳川時代には将軍家の親族や側近中の側近(甲府徳川家や柳沢吉保など)が城主を務めました。まさに幕府の信頼を一身に背負った城であったことが伺えます。
甲府駅からわずか徒歩3分というアクセスの良さでありながら、これほど濃厚な歴史の息吹と城郭遺構を堪能できるのは甲府城ならではの魅力です。訪問した日は雨で富士山の絶景は見れませんでしたが、甲府を訪れる際は、ぜひ天守台からの富士山の絶景とともに、江戸を守った『詰の城』のスケール感を肌で感じてみてください。
まとめ:甲府城散策とご当地グルメで甲府を満喫しよう。
最後に、甲府城観光のポイントをまとめます。
- 甲府駅から徒歩約3分とアクセス抜群!電車の待ち時間やドライブの合間にも立ち寄りやすい。
- 所要時間は30分〜1時間程度。迫力ある高石垣や二重石垣、木造復元された稲荷櫓、天守台からの富士山の絶景は見ごたえ十分。
- 散策前後には、徒歩圏内にある「ほうとう」や「甲府鳥モツ煮」、信玄餅スイーツなどのご当地グルメも一緒に楽しむのがベスト!
見ごたえある城郭遺構と絶品グルメをセットで楽しめる甲府城(舞鶴城公園)。甲府を訪れた際は、ぜひお腹も心も満たされる素敵な散歩を楽しんでみてください。



